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2018年08月09日

白神の魚

ランカー1本でいつまで食いつなげるか実験プロジェクト挑戦中。(笑)































津軽西北海岸で捕れる
魚介藻類を「白神の魚」といいます。

 世界自然遺産白神山地のブナ林から、多くのミネラル分を含んだ水が流れ込む深浦・鰺ヶ沢沿岸や、北上する海流によって拡がる津軽半島の西沿岸は、プランクトンが発生し、大小様々な魚介藻類を育くむ豊穣の海。また、河川も同様で、赤石川や岩木川などで捕れる淡水魚も「白神の魚」です。「白神の魚」は、それら白神山地に端を発する水によって育まれた魚介藻類をいいます。それら西海岸の魚介藻を弘前の飲食店で、様々な料理を提供し、消費を促進してゆこうとする試みが「白神の魚プロジェクト」です。



世界最大規模のブナの森がつくる豊穣の海。

 世界遺産白神山地には広大なブナの天然林があります。かつて日本の本州の山々は、このブナに覆われていましたが、経済の発展とともに、このブナが伐採されてしまいました。白神山地にはこのブナが残され、その森には、貴重な生物が生息しており、それが世界遺産に登録された由縁でもあります。この森には膨大な雨水と栄養塩基が蓄積され、やがて川に注ぎ、日本海沿岸に流れ込み海中プランクトンを育みます。さらに日本海を北上する「対馬海流」が〝豊穣の海〟をつくり出します。"森が海を育む〟のロジックは語られて久しく、現在では普遍的な観念ともいえるのではないでしょうか。



「白神の魚」が拓く新たな「魚の道」。

 西海岸で水揚げされた魚介類のうち、知名度があり、量がまとまって水揚げされるものは、北陸地方や関東や仙台などの大消費地へ送られます。ブリ、ハマチ、カニ、ヒラメ、ノドグロなどがそれです。なかには他漁場のブランド品として販売されるケースもあります。一方、全国的に知名度のないものや、量のまとまらない流通にのら ないものは、「雑魚」として漁師が消費したり、捨てられているものもあります。
 藩政時代(江戸時代)、西海岸で水揚げされるさまざまな魚介が殿様に届けられ、また競うように幕府に献上されたタラなどの貴重な魚がありました。大量にニシンが捕れたために弘前までの道が開けたともいわれています。しかし、経済・流通事情などの変化により、弘前と西海岸の「魚の道」は途絶えていきました。「白神の魚」プロジェクトは、そうした魚の道を復活・振興することも目的のひとつなのです。


コピペ(笑)  

Posted by 夏パパ at 17:18Comments(2)津軽の食ネタ